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  • 【施工例】野木町 Y様邸:屋根・外壁塗装しました!/その4軒天塗装

    【施工例】野木町 Y様邸:屋根・外壁塗装しました!/その4軒天塗装

     

       

           

                     

             

    軒天施工→軒天施工前

             

    古く傷んだ軒天をはがし、新しい物に施工し直し塗装作業をしていきます。

    お写真でも分かるように雨漏れによる破損、経年劣化が多くみられるため、取り外しから施工、塗装をしていきます。

     

           

    軒天(のきてん)とは、玄関で雨に濡れることなく鍵の開閉、窓からの雨水が吹き込まない

    当たり前のように感じている生活が出来るのは屋根の軒(のき)と呼ばれる部分の長さがあるからです。

             

    屋根の裏側を守りキレイに仕上げているのが軒天と呼ばれる所なのですが

    意識して見たことがある方は少ないのかなと思います。

             

    当たり前のように天井にあり、外壁塗装時には軒天も同時に塗装をするだろう剥がれたり

    ある程度の崩壊していても住宅構造には問題ないだろうとお考えの方は多いと思います。

             

    最近ではお住まいの形状が大きく変わりつつあり、デザイン性に優れた住宅ですと

    軒天がないというお住まいもあるのかもしれませんが

    実は軒天が快適で安全なお住まいを維持する大切な役割を持っているのです。

             

         

             

    ●軒天の役割●

             

    ① 見た目の美しさ・意匠性の向上

    屋根の裏側に軒天を張ることで、垂木(たるき)など、屋根の構造部箇所を隠しつつ

    住宅の見た目をスッキリと見せてくれます。

    木材を大いに取り入れた和風建築には、軒天を張つけ後に化粧垂木を取り付けデザイン性を高めているお住まいも多く見られます。

       

             

    軒が長いということは、雨の吹き込みや太陽の光を遮断しやすく外壁の劣化を防ぐことが出来ます。

    軒天がない住宅はオシャレで素敵なのですが、どうしても雨水が当たりやすくなるため

    外壁の経年劣化や、雨水の汚れに注意したほうがいいかもしれませんね!

         

             

    ③ 延焼防止につながる

    近隣で火災がおきたり、ご自宅から火が出てしまった際

    軒天が無いと火はたちまち屋根裏までまわり屋根が焼け落ちてしまいます。

    そのため軒天には不燃材を使用して、住宅の被害拡大を防ぐ大切な役割を持っています。

    築年数が長い住宅でカラーベニヤや合板が使用されている場合は

    耐火性・耐水性など素材の特徴を把握することも大事になりますね。

         

           

    ④ 屋根裏の換気

    お住まいによりますが、穴が開いている軒天材や換気口を見たことはありませんか?

    これは屋根裏に溜まってしまう湿気を排出させ内部での結露を防ぐ役割を持っています。

    軒裏の換気だけでも充分効果はありますが、換気には出入口があり

    棟や妻側など2ヶ所以上の屋根裏換気を併用するとより一層高い効果が期待できますし

    雨水や湿気、結露による腐食も防いでくれるのです。

           

           

    軒天が剥がれると野生の鳥獣が入込む危険性が出てきます。

    暖かいため、スズメやネズミ、ハクビシン達が棲家にしてしまう場合がありますが

    鳥獣の足音・羽音にストレスを感じたり、糞尿による天井や柱の腐食

    電気の配線を噛み切られ漏電や停電を引き起こしてしまうなど、思いもよらないトラブルが起きる危険があります。

    剥がれを発見したら注意しておかなければなりません!

             

    また糞尿によりダニやカビも発生しますから厄介です。アレルギーが深刻化することもあります。

    物音や臭いを感じるなど何かしらの信号があれば「どこかに剥がれがある!」と思ってもいいかもしれませんね。

     

             

    あまりその存在に気付かず生活をしていますが「軒天」は、お住まいにとってとても重要な役割を担ってくれているのですね!

                 
       

       

       

                 

           

    軒天剥がし

             

    板を剥がすと、このような構造になっています。

    普段みることのない部分だと思いますが、新築した際に出来上がる工程を思い出させてくれる部分ですね😊

         

                   

                 

           

    軒天下地作り、組み直し完了!!

             

    軒天が明らかに傷んでいる場合、雨漏りを起こしていた場合は張替工事をお奨めしています。

    雨漏りがあると軒天の下地まで腐食・カビが広がっている可能性が高いため、修繕では新規軒天材まで劣化させる可能性があります。

    今回は軒天までの腐食があったため、軒天・下地木材は撤去して新たに下地を組み直しました。

                 
         

             

           

    軒天パテ補修完了!

           

    軒の天井部分補修完了です。これから塗装に入っていきます!

                 
             

                     

         

    軒天1層目塗装中

     


               

         

           

    軒天2層目塗装中

           

         

                         

           

    軒天塗装完了!!

             

    玄関、他軒天部分の施工が塗装完了しました!

    換気口も新たに設けたので、屋根裏に溜まってしまう湿気を排出、内部での結露を防いでくれると思います!

    軒天は湿気で濡れることもありますが、特定の場所に雨染みが出来ることはあまりないので

    黒くカビのように見える、いつまでも雨染の跡が残っている場合は、まず屋根点検を依頼して軒天の塗装・補修をお奨めします。

           

             

    補修方法は塗装・増張り・張替の3つのパターンがありますが、塗装が出来るの?張替は必要なの?など疑問に思うこともありますよね。

    経年劣化や雨漏りしているなど、ご自分で判断するのはとても難しいと思います。

         

             

    冒頭で軒天がいかに大切かをお伝えしましたが、実際のところあまり気にされないのが現実ですし

    おかしいな?何だろう?と思ってもそのままにされている方は少なくありません。

    またハシゴや脚立が無いと間近で確認が出来ないため、ご自身で判断するのも非常に困難だと思います。

             

    一見剥がれも無くキレイに見えていても、現調させていただき近くで見ると細かなヒビが発生しているなんてことがよくあります。

           

           

    そのヒビ割れ部分へ塗装をすると塗料の水分により、ヒビ割れが拡大してしまい

    剥がれが発生してしまうこともありますから、私たちが軒天の状態をしっかりとチェックし

    塗装だけで長く使用できるのか、今後の耐久性を考慮

    検討したうえで増張り(カバー工法)・張替補修になるのかを判断してご提案いたします!

                   

    軒天の剥がれや穴あきは長年雨水が掛かり続けたことによって起こり得ますが

    雨漏りをした水が軒天に流れていくことによっても発生してしまいます。

           

             

    ほとんどの場合、軒天の真上やその周辺から雨水が浸入していることが多いのですが

    ただ屋根を眺めていただけでは、どこが雨漏りの起点となっていることは分からないことが多いのです!

    このような場合、軒天を補修してもすぐにまた剥がれてきてしまいます。

             

    様々な要因があって軒天の腐食や破損が生じるので

    大惨事になる前に「これはどうかな」「おかしいかな」と思ったら是非ともお問合せ下さい!

    細かな現調のもと、きちんとご説明したうえでご提案をさせていただきます😊

       

                       

    軒天の重要性が少しでもお伝えできていれば嬉しいです!

    大切な我が家を長いく安心安全にお住まいいただくため、少しでも参考にしていだけたらと思います。