【施工例】野木町 Y様邸:屋根・外壁塗装しました!/その5破風板・雨どい塗装 破風塗装、雨どい塗装開始! お住まいの外壁塗装で考えるべきことの1つに「破風(はふ)」というものがあります。 「破風」という言葉を初めて聞いた方も多くいらっしゃると思います。 今回は、屋根に取り付ける破風の役目や重要性をご紹介していきたいと思います! ●破風(はふ)とは● 屋根の横(三角)になっている部分の側面ヶ所のことを破風といいます。 そこに取り付けられている板のことを「破風板」と言います。 寺社仏閣など伝統的な建物や昔ながらの日本家屋では、彫刻を施した板を使用していたので見せる破風板として装飾性をもっていました。 栃木県を代表する世界遺産 日光東照宮「陽明門」「三猿」など美しい装飾の破風板になっていますね! (私が撮影したものなので、見づらい画像で恐縮です💦) 豪華な破風板も見事ですが、現在のお住まいではシンプルなデザインのものが一般的となっています。 破(負かす、打ち負かす)風➡その名のとおり、雨や風を打ち負かしてお住まいを守ってくれているのです! ●破風板の役割● ① 屋根への雨水の侵入を防いでくれる 屋根は上から吹く風や雨に対しては強いのですが、横や下から吹く風には弱い特徴があります。 そこで破風板を取り付けることによって、屋根内側への風や雨水の吹き込みを防止してくれます。 ② 防火性を高めるてくれる 万が一、火事になってしまった場合、破風板と軒があることで屋根裏まで一気に炎が行かないようになっています。 軒天編に出てきた防火材(不燃材)ですが、屋根裏は防火材を使用していないため延焼しやすくなってしまうのですが 破風板があることによって火の手が広がる範囲を小さく抑えてくれるんですね。 ② 雨どいの下地になる 雨どいはご存じの方も多いと思いますが、屋根から流れる雨水を集め、地上や下水に流してくれる装置のことです。 今回は雨どいも塗装させていただきましたが、雨どいが破損・劣化していると雨水の流れを滞らせてしまい 外壁にも被害がでてしまいます。この雨どいを設置するための下地として破風板がとても活躍してくれます。 ●「破風」「鼻隠し」の違い ● 「破風」と似ている部位として「鼻隠し(はなかくし)」があります。 「鼻隠し」とは、屋根の側面の板のうち雨樋を取り付ける面を指します。 基本的には屋根の最も低い位置に取り付けられるものを「鼻隠し」雨どいを取り付けない面を「破風」と言いますが 分かりやすくご説明するためにも、弊社では概じて「破風」としてご説明しています! 私はいつもお住まいを人体として考えますが、屋根は頭。軒先の先端はちょうど鼻にあたりますよね。 軒の先端には棟から続いている垂木があり、見方によっては雑然としています。それを隠すから鼻隠しと呼ばれているのでしょうね! 建築だけでなく、私たちの身の周りには身体に例えられているものが多いですね😊 ですから自分の体だと思いメンテナンスを検討すると、とても分かりやすいんですね! 破風板施工前! 長年の雨風、日差しなどで経年劣化が激しく塗装が剥げてしまっています。 この状態をほっといてしまうと、屋根内部に雨風が吹き込み、軒天や屋根の腐食を進めてしまいますし 建物自体が古く見えてしまいますよね! 破風板金施工前➡施工中! 破風板はガルバリウム鋼板(こうはん)を貼り付け、板金加工をしていきます。 破風板は雨や紫外線に直接当たるため、とても劣化しやすくなってしまいます。 「ガルバリウム鋼板」は水を吸い込まない素材なので、破風板を鋼板で包み、雨や紫外線から破風板を守ってもらいます😊 破風板金加工、完了!! とてもキレイに仕上がりました! 破風部分がキレイになると見た目も美しいですし、お住まいも守ってくれるので 足場をかける外壁塗装、屋根塗装、屋根葺き替えを検討する場合は、併せて施工することをお奨めいたします😊 破風板(鼻隠し)1層目塗装中! お写真を見ていただくと分かるように、外壁塗装をする際は建物全体に足場をかけていきます。 足場がないと屋根にも上がれませんし、外壁塗装ができないため必須となりますが 足場の間をかいくぐりながら、ローラーで丁寧に塗布していきます! 破風板と鼻隠しの違いはお伝えしましたが、鼻隠しには雨どいがありますから、破風板に直接雨が当たらず 木材が痛まないため、塗装によって施工していきます。 破風塗装(鼻隠し)2層目塗装中! このあと、雨どいも併せて塗装していきます。 外壁や屋根に比べると、雨どい塗装は気にされない方が多いのですが、いづれにしても「塗装」か「交換」が必要になってきます。 お客様にはお住まいの症状や目的、予算等によってどちらにするのか選択していただきます。 せっかくキレイで素敵なお住まいでも雨どいがボロボロだと、どうしても家全体が痛んでるように見えてしまいます。 雨どいは雨水を1ヶ所に集め排水をするため、埃や葉っぱが溜まりやすく、腐食の影響で塗装部分は8年~10年程度で剥げてしまいます。 見た目の美しさを保つためにも、今回は横どいの塗装もさせていただきました😊 破風板(鼻隠し)雨どい塗装完了!! 足場で見えにくいですが、とてもキレイに仕上がりました。 雨どいを人間に例えるならば、私は「爪」だと思っています。ふっとした瞬間に爪が汚いとガッカリしてしまいますよね😢 逆を言えば、キレイにしている指先を見ると、とても清潔感に溢れているように思えます。 雨どいもキレイに塗装をすると、お住まい全体のお色直しの手助けになるかもしれませんね! 今回の破風板(鼻隠し)雨どい編はいかがでしたか😊 お住まいの細部に渡る重要性がお伝えできていれば嬉しく思います。 破風板部分は足場を設置しないと施工ができないため、外壁塗装、屋根塗装、屋根葺き替えをご検討されたときには 併せて施工すると経済的かもしれませんね!破風板のみで費用がかさむ足場を組むのはもったいないですからね! 弊社では、月替わりで様々なサービスを提供しておりますから、塗装をお考えの方には嬉しい特典をご利用いただき 是非、施工の検討をされてみてはいかがでしょうか😊 ① 屋根も含めた全塗装➡足場代を弊社が全額負担!! ② 屋根を含まない全塗装➡足場代を弊社が半額負担!! ※40坪までの建物と致しますのでご了承くださいませ。 大切な我が家を長いく安心安全にお住まいいただくため、少しでも参考にしていだけたらと思います😊